ラリー・スウェーデンでトヨタGRヤリスRally1に出場したロレンツォ・ベルテッリは、今年後半にふたたびWRCに出場することを望んでおり、そのときにはMスポーツ・フォードのプーマRally1で復帰することになると認めている。
ベルテッリは2013年にフォード・フィエスタR5で複数のWRCラウンドに参戦しあとMスポーツの関係は10年以上続いており、彼は今月初めにスウェーデンにトヨタGRヤリスRally1で出場したときも近い将来はプーマRally1で復帰することになることを認めていた。
「トヨタでドライブできたことは、とてもいい経験だった。チャンスが来たから、それをつかみたかったし、彼らから多くを学んだ。Mスポーツとは違うやり方が面白かった。これがいいとか悪いとかじゃなくて、違うものだ。遅かれ早かれ、またMスポーツのマシンに戻ってくることになるだろう」。
家業のファッションビジネスで忙しい34歳のベルテッリは、ラリープログラムが仕事のスケジュールに合わせて行われる必要があることを認めた。
「スウェーデンは、僕にとってホリデーだったんだ」と、彼は微笑んだ。「今年はもっと休暇が取れるし、またWRCに戻れたらいいね。もちろん、イタリアはいつも面白いけど、ギリシャも大好きなんだ。まだ計画はないけど、チームがいつならクルマを用意できるかによるね」
スウェーデンでプライベーターとして初めてGRヤリスRally1をデビューさせたベルテッリは、トップ10ペースにつけていたが金曜日の午後にスノーバンクでスタックしたことで計画は台無しになってしまい、14位でフィニッシュすることになった。
「Rally1カーは運転しにくいんだ。先代のWRカーはもっと簡単だったと思う。ラリー前のテストでは、(トヨタのファクトリードライバーに)かなり近いタイムが出ていた。ラリーに来ると、(タイムが)落ちてきた。これはきっと、僕のペースノートにも関係があるんだろう」