WORLDWIDE2024/12/24

ペターとオリヴァーがROCで3連覇を目指す

(c)Petter Solberg

 2003年世界ラリー王者のペター・ソルベルグと息子のオリヴァー・ソルベルグが再びチームを組んでイベントに参戦する。

 主要なモータースポーツの各シリーズを代表するトップドライバーたちが参戦するレース・オブ・チャンピオンズが3月上旬にオーストラリアで開催される。ペターとオリヴァー・ソルベルグは、シドニーのオリンピック・スタジアムで開催されるこのイベントへの参加を表明している。

 ソルベルグ親子は、これまでに2度、レース・オブ・チャンピオンズのネーションズ・カップで優勝しており、今度のオーストラリアではハットトリックを狙いに行く。2人はスウェーデンで開催された2022年と2023年にノルウェー代表として優勝している。

 スウェーデンでのレースは氷のコースで行われたのに対し、今回のオーストラリアのイベントはコンディションが異なるので、戦いも少し違ったものになるだろう。

「父さんと僕で、すごく思い出に残るようなイベントにしたいと思っている、そしてネーションズ・カップでのハットトリックを達成したい。このレース・オブ・チャンピオンズでは、コンディションもスウェーデンとはかなり違うものになるだろうし、違ったフィーリングになることは間違いないと思う」とオリヴァーは語っている。

 すでに何人かのトップドライバーがレース・オブ・チャンピオンズへの参加を表明している。その中にはラリー界のレジェンド、セバスチャン・ローブ、元F1スター、セバスチャン・ヴェッテル、2025年リザーブドライバーとしてメルセデスに復帰するヴァルテリ・ボッタス、ラリークロスのスーパースター、ヨハン・クリストファーソン、そしてニュージーランドを代表するラリーのベテラン、ヘイデン・パッドンなどがいる。

「こうしてローブやヴェッテルのような人たちとレースできるということが、レース・オブ・チャンピオンズを特別なものにしている。それにパーティーも特別だからね」とペターはジョークも交える。

 そして一方、オリヴァーはオーストラリアでのレースデビューを飾ることになる。

「ディフェンディング・チャンピオンとしてイベントに参戦することはいつだっていいものだし、それが父親と一緒に王者だというのがなおさらいい」

 ネーションズ・カップに加え、ソルベルグ親子は個人戦にも、ペターがノルウェー、オリヴァーがスウェーデンを代表して出場する。

 オリヴァー・ソルベルグは来シーズン、フィンランドのプリントスポーツがプリペアするトヨタGRヤリスRally2で、世界ラリー選手権のWRC2カテゴリーに参戦する。