Raid2016/07/20

ペテランセル、北京に帰るためアシスタントに専念

(c)Peugeot

 シルクウェイ・ラリーは19日に第10レグを迎え、チーム・プジョー・トタルのシリル・デプレ(プジョー2008 DKR)がこの日も首位をキープした。

 4分間隔で第10レグをスタートしたプジョー2008 DKRの3台は、この日、すぐに編成を組み直し、340kmの競技区間のほとんどを緊密な隊形を組んでドライブし、複雑なナビゲーションが特色のセクションを相互にアシストした。

 チーム・プジョー・トタルの「セントバーナード」の異名を持つステファン・ペテランセルは、すでに第5レグの横転で優勝の望みは消えており、この日もチームメイトたちをアシストするために彼らの後ろで一日を過ごしたにもかかわらず、今イベントにおける自身3つ目のステージ勝利を獲得した。

「僕たちは、このステージで最速だった。しかし、シルクウェイ・ラリーではしばしばそうであるように、出走順が結果に大きな影響を与えた。僕たちはスタートしてすぐに前のマシンに迫り、彼らが正しいルートを外れたため、気づいたらトップを走っていた。僕が思うに、僕たちは他のドライバーよりもミスが少なかったというだけのことだと思う」とペテランセルは語った。

「僕たちは結果的に明日は一番手で出走するが、僕たちの今の役割は、チームメイトが必要とする時に彼らを援助することなので、僕たちはシリルとセバスチャンを待つ必要があるだろう。僕がこうしてサポートに回るのは初めてのことだが、しかしチームのゲームをプレイできることに満足している。そして僕たちが北京に到着した時、確実にプジョーがトップに立っているようにしたい」とペテランセルは語った。

 デプレはこの日もスムースな走りに終始して2番手タイムのセバスチャン・ローブから2分20秒遅れ4番手タイムでフィニッシュ、9分57秒差をつけて首位を守っている。

「セバスチャン・ローブに対して形勢不利にならないようにするのは、大変な仕事だよ!だが僕たちは今日、2分を失っただけで済んだ。今日は遅れたが、とても晴れ晴れした気分だ!僕たちは砂にスタックした短い時間を除けば、一日中全開だった。ここは高速ステージでピークは毎時180kmの速さだった。僕とデビットは冷静を保ち、ステージ上で出来る限りきっちり走るよう努めている」とデプレは語った。

■シルクウェイラリー 第10レグ
1. C.デプレ(プジョー)22h25m08s
2. S.ローブ(プジョー)+9m57s
3. Y.アル-ラジ(MINI)+28m
4. V.ワシリエフ(MINI)+45m46s
5. H.ハント(MINI)+1h19m13s