2018年の『フューチャー・ラリースター・オブ・フィンランド』に選ばれたヘンリ・ホッカラは、その将来の成功を期待されている。
この賞は、フィンランドのモータースポーツ連盟のプロモーション部門であり、ネステ・ラリー・フィンランドの主催者であるAKKスポーツによって毎年贈られている。
23歳のホッカラは、7月26日から29日にかけて開催される母国ラウンドのFIAジュニアWRC選手権で、全額出資を受けたフォード・フィエスタR2を駆ってWRCデビューする予定だ。
2014年の最初の受賞者であるテーム・スニネンは今やWRCの表彰台を獲得しており、2015年受賞者のヤリ・フットネンと2016年受賞者のユーソ・ノールドグレンもそれぞれWRC2に参戦中であり、2017年受賞者のエミル・リンドホルムもフィンランド選手権のトップカテゴリーに出場している。
ラリー・フィンランドのホストタウンであるユヴァスキュラから20km離れたティカコスキ出身のホッカラは、2015年にラリーを開始し、今年はフィンランド選手権にステップアップ、プジョー208 R2を駆って先週のラリー・ポヒヤンマーで初めてクラス優勝を飾った。
受賞者の選出は、クオルタネ・スポーツ・インスティテュートで2日間の選考イベントが行われ、最終選考に進んだ25歳未満の5人のファイナリストが競った。専門審査員団は、レッキとペースノートの技術、精神力、身体能力、面談スキルをテストし、ホッカラを選んだ。
「もちろんフィンランドのフューチャー・ラリー・スターのタイトルを獲得することは非常に光栄なことだ」とホッカラは語った。
「僕の故郷であるユヴァスキュラのネステ・ラリー・フィンランドでジュニアWRCにデビューできるなんてとても興奮している」
「ラリー・ポヒヤンマーはとても上手くいき、僕たちはフィンランド選手権で最初の勝利を収めた。そこからフューチャー・スターの審査を受けるために、真っ直ぐクーパンに向かった。忙しい数日を過ごしたが、とても楽しかったよ」
ホッカラはWRCの経験は無いものの、地元で開催される来月のラリーで良い走りを披露したいと心に決めている。
「僕はネスレ・ラリー・フィンランドが僕の初めてのジュニアWRCイベントになることを覚えておく必要があるが、僕はこれまで一度も勝つ意志を持たずにラリーを始めたことはない」と彼は語った。「これは僕にとって、大きな夢の実現だ。ラリーの最後まで走り切ることは重要だが、それだけでなく、皆に自分のスピードを見せたい」