WRC2018/07/21

マキネン、「フィンランドの目標は昨年の再現」

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームは、7月26日から29日にかけて開催されるラリー・フィンランドに、ヤリ-マティ・ラトバラ、オイット・タナク、エサペッカ・ラッピの3台体制で出場、2年連続勝利を目指す。

 WRCの中でもっとも平均速度が高いグラベルイベントのフィンランドは、チームにとってホームイベントとなり、ラトバラとラッピにとっては母国でのイベントであり、ラトバラは過去3勝を挙げているほか、ラッピも昨年、キャリア初勝利を飾っている。また、フィンランド近隣エストニアの出身のタナクにとっても多くのファンが応援に訪れる一戦になるため、3人のドライバー全員にとって他のラリー以上に大きな意味を持つ1戦になりそうだ。

 チーム代表を務めるトミ・マキネンは、3人のドライバー全員が今年の優勝争いにからむことになるだろうと自信をみせている。

「フィンランドはチーム全員にとってエキサイティングなイベントになる。フィンランドのファンからは特に素晴らしいサポートを受けているし、オイット(・タナク)を応援するためエストニアからも多くのファンが訪れるはずだ」

「昨年のこのラリーでの優勝は我々にとって特別な出来事だった。 そして、その再現が今回の目標になる。ヤリスWRCはフィンランドのような道との相性が良く、ラリーに向けて良い準備が出来たが、それでもライバルとの戦いはきっと激しいものになるだろう。しかし、チームの3人のドライバー達もハイスピードなコースに自信を持っているので、全員が優勝争いに加わることができると信じている」