WRC2018/08/21

マキネン、明日はもうトルコのことを考えている

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチーム代表のトミ・マキネンは、ラリー・ドイッチュランドの勝利の余韻に浸ることなく、早くも次戦のラリー・トルコでの戦いを見据えている。

 前戦ラリー・フィンランドに続いて先週末のラリー・ドイッチュランドで2戦連続で勝利を飾ったオイット・タナクは、ドライバーズ選手権リーダーのティエリー・ヌーヴィルからの遅れを36ポイント差まで縮めることに成功、トヨタも2戦連続のダブルポディウムでマニュファクチャラー選手権でMスポーツ・フォードを抜いて2位へと浮上してトップのヒュンダイに13ポイントに迫っている。

 次戦のラリー・トルコは、トヨタのドライバーたちがエンジンのマネージメントに苦しんだラリー・メキシコのような高温のイベントになると予想されており、マキネンはトルコにおいてマシンの改善が確認できる結果を出せたときに、二つの選手権への自信が生まれるかもしれないと語っている。

「ドイツはチームにとって素晴らしい週末になった。ダブルポディウムという素晴らしい結果になったが、このようなラリーがこれからも続くことを期待したい。今日は笑顔でささやかにお祝いをする。しかし、明日はもうトルコのことを考えているだろう」とマキネンは語った。

「トルコは暑いコンディションになるが、それに備えてある程度準備は始めている。我々はメキシコでいくつか問題を抱えることになった。ラリー・トルコに向けて、こういった問題が解決していることを願っている。それによって我々はもっと選手権についても自信が持てるだろう」

「ライバルの誰もが彼らの目標に向かって自分たちの最大限の努力を重ねていくために高いモチベーションを持っていることは間違いないが、これからは我々が自分たちの仕事にいっそうしっかりと気を配りながら懸命に取り組んでいくことによって、ツキも上がっていくということを僕は経験からわかっている」