WRC2018/01/16

マトン、FIAラリーディレクターの就任が決定

(c)Citroen

 シトロエン・レーシング代表のイヴ・マトンが、来月、チームを辞職してFIAラリーディレクターに就任することが明らかになった。

 マトンは、2017年に同職を辞任したヤルモ・マホネンのあとを引き継ぎ、2月7日からFIAのジュネーブオフィスで新しい仕事を開始する。

 マトンは今後、はFIAの全レベルでのラリー戦略を担当し、FIA世界ラリー選手権の発展のためにWRCプロモーターと緊密に協力することになる。

「世界のモータースポーツの統治機関であるFIAでこのポジションをとることは非常に光栄だ。私は歴史上最も成功したマニュファクチャラーの1つを含め、様々なレベルのスポーツに取り組んだが、これは私にとっては本当の業績を意味するものだ」と彼は語った。

 マトンは、クロノスレーシングのチームマネージャーとして2002年にシトロエン・スポールに入社し、最終的にチームマネージャーになった。彼は6年後に退いたが、2012年にシトロエン・レーシングに戻ってチームディレクターを務めてきた。

 FIAのジャン・トッド会長は、マトンのラリーでの経験は、このスポーツの継続的な成長を確実にするために重要だと語った。

「彼はスポーツに大きな情熱を持っており、独立系のチームおよびメーカーレベルのチームでの競争と経営の理解が深く、今後のスポーツの発展をさらに確実なものにする大きな資産となるだろう」とトッドは語った。

 トッドは、前任者のマホネンのこれまでの貢献と彼のマネージメントのもとでの進歩に敬意を表した。

「私たちはさらに強固な基盤を構築しており、スポーツが強さから強さへと成長し続けると確信している」と彼は付け加えた。