WORLDWIDE2018/02/26

ミケルセンとヤーゲル、シートを交代して14位

(c)Andreas Mikkelsen

 アンドレアス・ミケルセンとアンデルス・ヤーゲルは、2月24日に母国で行われたノルウェー選手権第3戦ヌメダルス・ラリーに出場、二人はいつもの役目を交代してミケルセンがペースノートを読み、ヤーゲルが初めてドライバーに挑戦して見事14位で完走を果たした。

 ミケルセンは2016年のモンテカルロからヤーゲルとの新コンビをスタート、2年を迎えた誕生日プレゼントとして母国国内選手権でのドライブをヤーゲルにプレゼントした。

 二人は前週にラリー・スウェーデンにおいてヒュンダイ育成ドライバーのヤリ・フットゥネンがドライブしたヒュンダイi20 R5を駆って、オープニングステージを18番手タイムでスタート、SS3ではスタックしかかって27位まで後退したものの、10番手タイム、8番手タイムとじょじょにペースをアップ、最終ステージでは6番手タイムを叩き出して総合14位まで順位を上げてフィニッシュ、ヤーゲルはドライバーとしてのデビュー戦で見事に完走を果たすことになった。

「ヌメダルス・ラリーのすべてのステージを走りきったよ! アンデルス(・ヤーゲル)は見事に誕生日のプレゼントを手に入れたというわけだ!」とミケルセンは語った。

「今回に限ってコドライバーズシートに座ったけど朝のステージは少しなじめなかった。でも、アンデルスは最初からうまくドライブできていた。僕は正しいタイミングでノートを読むのに苦しんでいたけど、技術を身につけながら、作業の改善を楽しんだ」

「たった一日だったが、とんでもなく楽しい経験だったし、僕は彼のドライビングに感心したよ!予想以上にスムースだったしね。一度切りのつもりだったが、たぶんまたこの形で走るかもしれない。そんなこと誰にもわからないだろうけどさ」

 ヌメダルス・ラリーは、SS2でトップに立ったオーレ・クリスチャン・ヴェイビー(シュコダ・ファビアR5)が40秒差をつけて2年連続での総合優勝を飾り、2位には前戦でコースオフしてリタイアとなったノルウェー期待のマリウス・アーセン(フォード・フィエスタR5)が雪辱を果たして今季初表彰台を獲得、3位にはベテランのアンデルス・グロンダル(フォード・フィエスタR5)が入っている。

 また、シュコダ・ファビアWRCで出場したP-G.アンダーソンは最新のマシンに対してSS4では2番手タイムを奪って5位につけていたが、最終ステージでメカニカルトラブルでマシンを止めている。