WRC2018/03/05

ミーク、新開発オーリンズの走りに満足

(c)Citroen

 シトロエン・レーシングのクリス・ミークは、C3 WRCの課題になっていたサスペンションが改善したいま、ラリー・メキシコでは2年連続での勝利に挑むことができると確信している。

 ミークは昨年、メキシコで優勝を飾ったものの、アルゼンチン以降は連続してクラッシュを喫するなど不安定なC3 WRCに苦しめられてきた。

 ミークは、オーリンズと共同開発されたダンパーによって、C3がかなり進歩したと実感しており、メキシコではふたたび優勝を目指したバトルに加わることができると信じている。

「メキシコのステージはちょっとカタルニアのグラベルにも似ている。あそこは昨年僕たちが力を発揮することができたグラベルラリーの一つだし、あれから僕たちはC3 WRCのさらなる進化を進めることができたから、今回も上位で戦えることを僕はすごく期待しているんだ」とミークは語った。

「もちろん、昨年は高度に関する信頼性の問題を抱えていたライバルチームが多かったけど、彼らも今回はその点についてはしっかりと準備を整えてくるに違いない。今回は確実に僕好みのイベントだ。クルマのフルパワーを使えない分、限りなくクリーンなドライビングが求められる」

「最近のテストでの走りもかなり満足している。僕たちはより進歩することができたし、オーリンズととともに開発してきたダンパーに関しては特にそれを感じる。テストのあとのセバスチャン(・ローブ)の感想も同様のものだった。いずれにしても、僕は本当に楽しみにいているよ。初日、7番目という有利な走行順を最大限に生かしていくこと、それがいい結果を得るための鍵となるだろう」