WRC2018/06/26

ミーク笑顔、MotoGPマシンを興奮体験

(c)Kris Meeke

 シトロエン・レーシングを解雇されて以来、クリス・ミークは、初めて自身のtwitterを更新した。

 6月17日にスペイン・バルセロナ・サーキットで開催されたMotoGPで、ミークは1980年代に活躍したアメリカ出身のGPライダーであるランディ・マモラのテンデムシートでのGPマシンのライディングを経験した模様だ。

 ミークが最後にtwitterを更新したのは、シトロエンが彼の解雇を公式に発表するプレスリリースを公開した当日の5月24日であり、それ以降はすべての取材をシャットアウトして口を閉ざしてきたが、およそ1カ月ぶりに笑顔でMotoGPバイクに乗った写真とともにメッセージを公開している。

「うぉー!!!! 今日、僕はバルセロナMotoGPですばらしい体験をしたよ! この機会を用意してくれたミシュランとドゥカティに感謝したい。私の子供時代の英雄ランディ・マモラにありがとうと言いたい! 僕のMotoGPライダーへの尊敬はガチなものになった」とミークは語っている。

 マモラはかつてフレディ・スペンサー、ケニー・ロバーツ、ワイン・ガードナーら相手に戦い、チャンピオンこそ獲得できなかったが優勝13回、年間ランキング2位を4回獲得しており、「最強の敗者」と喩えられた。豪快なライディングスタイルで数多くのファンを魅了した彼は、引退してから25年経った今年、初めて未戴冠のライダーとしてMotoGPの殿堂入りが決定している。

 マモラはMotoGPのテレビレポーターを行うほか、ドゥカティが特別に用意した2人乗りのGPマシンでレースウィークに有名人などを乗せるサーキットの体験走行を行っている。