WRC2017/11/28

メキシコシティのスタートは今季かぎり

(c)Toyota

 来年3月8日から11日にかけて開催されるラリー・メキシコは、セレモニアルスタート地点をグアナファトの都市に戻し、新しいパワーステージを予定している。

 今シーズンのラリー・メキシコは、メキシコシティのソカロ広場の壮大な舞台を移してスタートとオープニングステージを行い、賑やかな市内中心部においてWRCのスターたちが繰り広げる熱狂的な走りを20万人を超える観客たちが目撃した。しかし、その夜、WRカーを積載したトレーラーが400km離れたレオンまで向かう計画だったが、一般道の大渋滞と交通事故に巻き込まれたために金曜日の朝のループがキャンセルされることになった。

 メキシコシティの最近の市政の変化によって、来年はセレモニアルスタートをソカロ広場で開催できない運びとなったが、主催者は将来的にはふたたびメキシコシティへ戻ることを熱望している。

 2018年にWRC開催15周年を迎えるラリー・メキシコは、ふたたびグアナファトにおいて、チャンピオンシップの中でも常に最も華やかで熱気があるセレモニアルスタートを迎えることになる。

 2018年のセレモニアルスタートはグアナファトのフアレス劇場から始まり、街の中心部の狭い街路を通ってメキシコ独立戦争の舞台となった歴史的建築物アロンディガ・デ・グラナディータスへと向かう。

 最終パワーステージの場所も今シーズンとは異なる。最終ステージはラス・ミナースで始まり、グアナファトを一望できる丘の上に立つ独立戦争の英雄エル・ピピラの像の前でフィニッシュ、表彰式もそこで行われる。

 主催者は観客動員数の増加を見込んでおり、2017年の55万4,110人からさらに約6%増えると予測している。