モリー・テイラーとスバル・オーストラリアは、ディフェンディング・チャンピオンとして2017年のオーストラリア・ラリー選手権に参戦することを発表した。
1996年から2005年まで10年連続してオーストラリア選手権チャンピオンに君臨したスバル・オーストラリアは、昨年、10年ぶりに選手権に参戦、モリー・テイラーが選手権史上初の女性チャンピオンに輝くことになった。
テイラーとコドライバーのビリー・ヘイズは今季、新たに選手権に導入されたグループNより制約が小さい、プロダクションラリーカー(PRC)の規定によってよりパワフルで軽くなったスバルWRX STIで選手権連覇を狙う。
「私たちは2017年の新しいマシンでふたたび選手権に挑むことができまってうれしく思う」とテイラーは語った。「私たちのチャンピオンシップの勝利の興奮がまだおさまってないけれど、今季はグループNからPRCへの変更によってよりボディはより軽くなり、ターボのエアリストリクターを大きくすることができる。シーケンシャルの6速ギヤボックス、ペダルボックス、パースペックスのウィンドウガラスへの交換が可能となるので、さらに素晴らしいシーズンになることを期待しているわ」
ニューマシンはレスウォークデンラリー(LWR)でプリペアされており、来月のユーレカ・ラリーから始まるシリーズ6戦に出場する計画だ。
「チームはいま新しいクルマを長い時間をかけて準備しているところです。いまの段階では軽くなったマシンでどのようなパフォーマンスが得られるのかわからないけれど、今後、数週間のうちにテストできるはずなので楽しみにしているわ」
スバル・オーストラリアのマネージングディレクターを務めるコリン・クリスティは、昨年の感動的なタイトル獲得がチームをさらに前に推し進める力になったと語った。
「モリーはスバルにとっての素晴らしいアンバサダーとなった。彼女のアピールのおかげでますます若い観客が増えている。新たにPRCクラスで走ることでモリーは、スバルWRX STIの先進的なボクサーエンジンとオールホイールドライブという本質的に優れた技術に支えられたニューマシンのパフォーマンスをますます引き出せることができるだろう」