WRC2018/08/08

ヤリスWRCは今後はエストニアでリビルトへ

(c)Toyota

 ラリー・ドイッチュランドを走ったトヨタ・ヤリスWRCはフィンランドのファクトリーには戻されず、エストニアのタリンで稼働をはじめた新しいワークショップでリビルトを行うと、フィンランドメディアのカウッパレヒティが伝えている。

 トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームでチーム代表を務めるトミ・マキネンは、昨年、主にロジスティックス面の改善のためにチームの機能の一部をエストニアに移すことを認めていたが、このほどタリンの新しいワークショップが稼働を開始したようだ。

 チームのヘッドクオーターはこれまでどおりにプーポラのファクトリーにおかれ、設計やデザイン、あるいはテストサイトでマシンの走行テストを行うなど開発の拠点として位置づけられることになり、WRCを転戦するヤリスWRCはタリンのワークショップを中心としてローテーションされることになる。

「チームは常に優秀な人材を募集している。多くのデザイナーや精密機械加工の技術者などさまざまな人材を求めており、従業員は既存の130人から150人へと成長が予定されている」とマキネンは同メディアの取材に対して語っている。