WRC2021/01/15

ヤリスWRC はGRをコンセプトにした新カラー

(c)Toyota

　トヨタGAZOOレーシングは、2021年に世界ラリー選手権に投入する新しいヤリスWRCのカラーリングを公開した。

　2021年シーズン仕様のヤリスWRCは、FIA世界耐久選手権（WEC）ハイパーカーカテゴリー参戦のために開発した新型車両、GR010 HYBRIDと同様に、WRC参戦で得た知見を活かして開発したGRヤリスのような市販車と競技車両との強いつながりを示すGRの文字をコンセプトとする新しいカラーリングを備えている。

　2022年には世界ラリー選手権に新しいテクニカルレギュレーションが導入されるため、ヤリスWRCにとっても2021年は最後のシーズンとなる。ヤリスWRCはこれまでに、出場したWRCイベントの3分の1以上にあたる17勝と、322回のステージ勝利を獲得している。2018年にはマニュファクチャラーズタイトルを、2019年と2020年にはドライバーズタイトルとコドライバーズタイトルを手にしており、チームは2021年、新しいカラーリングをまとったヤリスWRCとともに3つの選手権タイトル獲得を目指す。

　WRC の2021年シーズンは、1月21日（木）から24日（日）にかけて、モナコおよびフランスで開催される、伝統のターマックイベント、ラリー・モンテカルロで開幕する。