WRC2018/05/21

ラッピ、タイムペナルティで4位を失う

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームのエサペッカ・ラッピは、ラリー・デ・ポルトガルを4位でフィニッシュしたかに見えたが、ペナルティによって5位に順位を落とすことになった。

 最終日に2つのベストタイムを奪ったラッピは、3位のテーム・スニネンには届かなかったが、ヒュンダイのダニエル・ソルドを逆転、6.2秒差をつけて今季2度目の4位でフィニッシュすることになった。

 しかし、ラリー後に行われたスチュワード・ミーティングは、金曜日の夜にポルトで行われたストリートステージのラウンドアバウトにおかれたヘイベイルにラッピが接触していたとして10秒のペナルティを科すことを通告、ソルドが3.8秒差をつけて4位へと繰り上がることになった。

 ラッピは金曜日の午後のステージでダンパーにオイル漏れを起こしていたことから、チームは正しいコントロールを行うことは困難であり、意図的にタイムを縮めるための行為ではなかったと主張したが、スチュワードはラッピが定められたルートを正常な方法で通過しなかったとして10秒のペナルティを科すことを決定した。

 最終日の朝には、同じポルトのステージの1回目の走行でソルドもヘイベイルに接触したとして10秒のペナルティを科されており、彼は3位をテーム・スニネンに譲り、4位で最終日の朝をスタートしていた。