トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームのエサペッカ・ラッピは、今週末のラリー・ドイッチュランドでターマックラウンドでの初めてのポディウムに挑む。
カート出身のラッピは、フィンランドのような高速グラベル戦だけでなく、これまでのキャリアにおいてターマックでも切れのあるスピードをみせてきた。ドイツには過去4回出場しており、2016年には素晴らしい速さでWRC2勝利を飾り、総合7位でフィニッシュしている。
また、ヤリスWRCでの初のターマック戦となった昨年のドイツは金曜日にクラッシュしたために総合21位に終わったが、SS19ザンクト・ヴェンデラーランドではターマック初のベストタイムを叩き出し、さらにパワーステージではコースオフしそうになりながらも0.2秒差の2番手タイムを獲得、そのパフォーマンスの高さをみせている。
ラッピは今年のコルシカではポディウムを争うバトルとしながらホイールを壊して総合7位に終わったが、パワーステージを含む3つのステージでベストタイムを獲得しており、今回のドイツでも表彰台を狙えるパフォーマンスを発揮できることを確信している。
「ラリー・ドイチェランドはいつも、非常にチャレンジし甲斐のあるラリーだ」とラッピは語った。
「雨が降ることが多く、1日の間にしばしばコンディションが変わる。多くのコーナーはインカットによって泥が路面にかき出され、それがこのラリーをさらに難しくする」
「僕は昨年、このラリーで苦戦したが、困難に立ち向かうことは好きだし、再びターマックを走るのはとても楽しみしているんだ。ツール・ド・コルスでは良いクルマのセットアップが見つかり、スピードも十分にあった。ドイツは大きく異なるラリーだが、ツール・ド・コルスの時と同じように良い走りができることを信じているよ」