WRC2018/02/20

ラッピ、パワーステージを制して4位フィニッシュ

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームのエサペッカ・ラッピは、ラリー・スウェーデンのパワーステージを制すとともにヘイデン・パッドンを抜いて総合4位でフィニッシュ。チームメイトのヤリ-マティ・ラトバラとオット・タナクが雪による困難な条件に上位進出を阻まれるなか、トヨタ最上位でのゴールを迎えることになった。

 ラッピは金曜日、ポディウム圏内の2位につけていながらスノーバンクにヒット、エアインテイクに雪が入り、エンジンパワーが上がらなくなったために7位まで後退することになった。彼は土曜日にはスウェーデンでの経験を得るために堅実な走りに切り替えたが、最終日にはふたたびペースをアップ、オープニングSSのリケナスの1回目の走行で2番手タイムを叩き出したあと、リケナスの2回目のステージでマッズ・オストベルグを捕らえて5位に浮上、さらに最終ステージでも連続してベストタイムを奪ってパッドンを抜いて4位まで順位を戻してフィニッシュした。

 ラッピにとってパワーステージ勝利は昨年のサルディニアに続いて2回目のことになる。彼はWRカーでの初参戦だったスウェーデンでこれほどの速さをみせることができたことに自分でも驚いていると語った。

「パワーステージで勝ち、そして順位をふたつ上げることができた。チームのためにもある程度の良い順位でラリーを終えることができて嬉しいよ。金曜日に起きてしまったことについては、もうそれほど残念に感じてはいない。全体としては力強い戦いができたからね。自分にこれほどスピードがあるとは思っていなかったので、来年このラリーに戻ってくるのが本当に楽しみになったよ」