トヨタGAZOOレーシングのヤリ-マティ・ラトバラは、厳しい結果に終わったラリー・スウェーデンを振り返り、速さと信頼性の両方が重要だと語った。
昨年のスウェーデンでトヨタに復帰後初優勝をもたらしたラトバラは2年連続の勝利を狙いたいと語ってラリーをスタートしたが、不利な走行順によっていきなり金曜日だけで1分以上も遅れることになった。二日目の土曜日も同じく早い出走順となったにもかかわらず、彼は朝のループでタイムを挽回してみせるが、午後のループではふたたびヒストリックラリーによって悪コンディションとなったステージに苦戦、さらにフロントデファレンシャルの不具合が重なったことで挽回のチャンスを完全に失い、7位でラリーを終えることになった。
「僕にとっては非常に厳しい週末だった。土曜日は早い出走順により新雪や深い轍の影響を受け、大幅にタイムを失ってしまった」とラトバラは語った。
「最終日を前にトランスミッションを交換したが、チームが素晴らしい仕事をしてくれたお陰でクルマのフィーリングが良くなり、ハンドリングも好転した。改めて、速さと信頼性の両方が重要であると思ったよ」
スウェーデンでは負のループから脱出できなかったラトバラだが、ドライバーズ選手権のランキングでは、首位のティエリー・ヌーヴィルとは18ポイント差の3位につけている。