ヤリ-マティ・ラトバラが先週末にチェコで行われたヴルタヴァ・ラリーにトヨタ・セリカGT-FOURで参戦、FIAヨーロッパ・ヒストリック・ラリー選手権で開幕から2連勝を飾った。
先週末にWRC初開催されたラリー・イスラス・カナリアスで、ユハ・カンクネンがチーム代表代行として率いたトヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームが1-2-3-4を達成したが、同じ日にラトバラもまた圧倒的な速さをみせてクラトヴィ市周辺で行われたヴルタヴァ・ラリーに勝利することになった。
ラトバラは初日の最終ステージで油温の上昇に気づき、マシンを守るためにペースを落としたが、そのステージを除いたすべてのステージで最速タイムを記録、およそ4分もの大差をつけて圧勝している。
「本当に良いラリーだった。高速セクションも良かったし、グリップも良好でした。SS10ではコンクリートでホイールリムを破損してしまいパンクしてしまったが、幸いにもそれほどタイムロスはなかった」とラトバラは語った。
「開幕から2連勝を達成し、今はとても良い気分だよ。チャンピオンシップも良いポジションにいるし、残りのシーズンに向けて素晴らしい基盤となるだろう」
ラトバラのレギュラー・コドライバー、ヤンニ・フッシは、ラリー・イスラス・カナリアスでユホ・ハンニネンとともにグラベルクルーを務めたため、ヴルタヴァ・ラリーではトゥッカ・シェメイカがラトバラのコドライバーを務めている。
「トゥッカは本当に素晴らしい仕事をしてくれた。ヤンニは次のアンティーブ・ラリーで復帰する。そこからまた一緒に走り続けていく計画だ。3速が少しひっかかっていたギヤボックスを下ろして修理して、マシンを完全にして臨むつもりだ」とラトバラは認めている。
アンティーブ・ラリーはラリー・デ・ポルトガルと同じ週末に開催されるため、ラトバラは6月上旬のラリー・イタリア・サルディニア・ラリーでトヨタのWRCチーム代表の職務に復帰することになる。