トヨタGAZOOレーシングWRTはホームラウンドのラリー・フィンランドに、5台のGRヤリスRally1で参戦するとともにチーム代表のヤリ-マティ・ラトバラがGRヤリスRally2で出場する。ラトバラがラリー・フィンランドに出場するのは3シーズン連続となり、昨年はGRヤリスRally2でWRC2の2位となっている。
7月31日から8月3日にかけて世界ラリー選手権(WRC)第9戦として開催されるラリー・フィンランドには、11台のRally1カーを含む全66台がエントリーを行った。
トヨタは、今週はじめにすでにフィンランドには、セバスチャン・オジエがラリー・エストニアの1戦のみをスキップしただけで早めに夏休みを切り上げて復帰するというサプライズを発表している。トヨタはフィンランドでは、オジエとともにエルフィン・エヴァンスとカッレ・ロヴァンペラがマニュファクチャラー登録、勝田貴元はマニュファクチャラーポイント対象外として出場する。また、サミ・パヤリはいつもどおりトヨタのセカンドチームであるTGR-WRT2からの参戦となる。
ヒョンデ・モータースポーツは3台のヒョンデi20 N Rally1を投入、ティエリー・ヌーヴィルとオイット・タナク、そしてアドリアン・フールモーというレギュラードライバーの布陣で挑む。
Mスポーツ・フォードは3台のフォード・プーマRally1を投入、グレゴワール・ミュンスターとジョシュ・マクアリーンの2人をマニュファクチャラー登録、マルティンシュ・セスクスがマニュファクチャラーポイント対象外として出場する。
フィンランドのWRC2にはラトバラを含む23台がエントリーしている。ラリー・エストニアではトヨタからGRヤリスRally1を駆ってトップカテゴリーに復帰することになったオリヴァー・ソルベルグは、ここではGRヤリスRally2のコクピットに戻ってWRC2のタイトル争いを継続する。
選手権を争うヨアン・ロッセル(シトロエンC3 Rally2)にほかにも、フィンランドからは期待の若手ローペ・コルホネン(トヨタGRヤリスRally2)、ミッコ・ヘイッキラ(シュコダ・ファビアRS Rally2)、ラウリ・ヨーナ(シュコダ・ファビアRS Rally2)、エミル・リンドホルム(シュコダ・ファビアRS Rally2)といった強豪が出場する。
また、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムの2期生の山本雄紀(トヨタGRヤリスRally2)も出場を果たす。