世界ラリークロス選手権第10戦ラトビア・ラウンドがリガのサーキットで16日に開幕、Q1で1-2体制を築いたPSRXフォルクスワーゲン・スウェーデン勢がQ2では直前の豪雨によって失速、EKSチームのトーマス・ヘイッキネン(アウディS1)が予選ポイントで暫定トップに立っている。
Q1で速さをみせたのは、選手権リーダーのヨハン・クリストファーソン(VWポロGTI)はQ1でトップタイムだったものの、ウェットコンディションのQ2では6位に終わったため初日は2位につけることになった。
ペター・ソルベルグ(VWポロGTI)にとってはもっと厳しい初日となってしまった。ドライバーズ選手権において46ポイントの差でチームメイトを追うソルベルグはQ1では2番手タイムを奪ったものの、Q2ではコンクリートウォールにヒットして左リヤに大きなダメージを負ってしまい17番手タイムに終わり、初日は8位となっている。
初日3位につけたのはQ2で2番手タイムを奪ったフーニガンレーシングのアンドレアス・バックルド(フォード・フォーカスRS RX)、4位にはEKSチームのマティアス・エクストローム(アウディS1)、5位にはチーム・プジョー・ハンセンのティミー・ハンセン(プジョー208WRX)が続いている。
また、昨年のラトビアRXで優勝しているセバスチャン・ローブ(プジョー208WRX)はQ1では混戦から抜け出すことができずに10番手となったが、Q2では3番手タイムを奪って初日は6位となっている。
また、DAレーシング・ユーロデータカーチームから急遽、ラトビアRXに出場した元WRCトップドライバーだったフランソワ・デュバル(プジョー208)はQ1で17番手、Q2で14番手とペースが上がらず、初日は15位と予選突破が苦しくなってきた。