WRC2023/05/16

ラリー・デ・ポルトガル、2024年WRC開催が決定

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 ポルトガル自動車クラブ(ACP)とWRCプロモーターは、2024年のラリー・デ・ポルトガルが世界ラリー選手権として開催されることに合意した。

 ACPとWRCプロモーターは、ラリー・デ・ポルトガルの最終日にこの伝統の一戦を来季もWRCとしての開催を継続することを確認、ACP会長であるカルロス・バルボサとWRCプロモーターのジェネラルディレクターであるヨナ・シーベルは、サービスパークがおかれるエクスポノールで契約を正式に締結した。契約期間は1年となるが、2025年シーズンのオプション付きの契約となるという。

 ACPのバルボサ会長は、「この契約締結は、WRCプロモーターがACPに寄せる信頼を示すものであり、世界選手権カレンダーの中でも特に重要なラリーを開催するために私たちが行ってきた努力が評価されたものだ」と強調している。

 1967年に初めて開催されたラリー・デ・ポルトガルは、1973年にWRCが初めて選手権としてシリーズ化した当初からカレンダーに加わり、ラリー・モンテカルロ、ラリー・スウェーデン、ケニアのサファリ・ラリー、ラリー・フィンランドなどの象徴的なイベントと並んで開催されており、昨年、WRC誕生50周年をポルトガルで祝ったことは記憶に新しい。

 ポルトガルは2001年まで北部のポルトをベースにWRCとして開催され続けてきたが、2002年から2006年にかけての中断、2007年には南部のアルガルヴェに舞台を移して10年にわたって開催し、2017年には14年ぶりに北部にもどって、ポルトに近いマトジニョスを新しいホストタウンとして開催されてきた。