WORLDWIDE2018/11/06

ルフェーブル、コンドロスで初優勝

(c)PH Sport

 11月2〜4日に行われたベルギー・ラリー選手権ラリー・デュ・コンドロスでステファン・ルフェーブル(シトロエンC3 R5)が優勝を飾った。ルフェーブルは過去2015年と2016年に出場しているが2位に終わっていた。フランス人ドライバーがこのベルギーの伝統の一戦で勝利したのは2013年のセバスチャン・ローブに続いて二人目のこととなった。

 元シトロエンのチームディレクターであり、現FIAラリーディレクターのイヴ・マトンがゼロカーとしてシトロエンDS3 WRCをドライブし、トヨタGAZOOレーシングWRTへの加入が決まったばかりのクリス・ミークがカーナンバー1をつけて参戦するなど話題の多かった今年のラリー・デュ・コンドロス。残念ながらミークはスタート早々にエンジンをブローさせてしまい、いいところなくSS5でマシンを止めることになってしまった。そんななか、ルフェーブルはSS1であわやコースオフしそうになりながらもベストタイムを奪ってラリーをリード、2日間の競技で一度も首位を譲ることなく、コンドロスを制している。

 また、SS6でベルギー選手権常連のスティブ・マターン(シュコダ・ファビアR5)がオフ、コドライバーのリック・ファンレッセンが死亡する事故が発生、すでに前戦で18年ぶりのベルギー・チャンピオンに決定しているクリス・プリンセン(シュコダ・ファビアR5)は3位を走行していたが、訃報を知ってラリーを棄権している。