WRC2021/06/15

ルーベ、不振な流れを立て直すためサファリを欠場

(c)Hyundai

 ピエール-ルイ・ルーベは、不振なシーズンを立て直すために次戦のサファリ・ラリー・ケニアへの参戦をキャンセルしたことを明らかにした。

 ルーベは、ヒュンダイ2Cコンペティションから今季の世界ラリー選手権へのフル参戦のプログラムを予定していた。開幕戦モンテカルロの金曜日のクラッシュにはじまり、アークティックではエンジントラブルでストップしたものの、クロアチアではまたもクラッシュしてしまった。

 ルーベは、5年間にわたってコドライバーを務めてきたヴィンセント・ロンデとのコンビを解消し、新たにフロリアン・オー-ラボーデットとのコンビでポルトガルから新しいチャレンジを開始したが、ポルトガルではSS2でクラッシュ、サルディニアでもブレーキの問題からマシンをストップすることになった。

 ときには自らがミスを犯し、あるときには不運に見舞われたが、5戦を走って未だにノーポイントといった状況を変えるためには時間が必要になる。ルーベはこの悪い流れを断ち切るためにサファリ参戦を取り止めることになったと説明した。

「サルディニアのラリーの後、パートナーたちと話し合い、ケニアで行われるサファリ・ラリーをスキップすることにした。いまは時間をかけて、シーズン序盤でうまくいかなかった理由を分析しなければならない」とルーベは自身のソーシャルメディアで説明した。

 彼のスポンサーであるFFSA(フランス・モータースポーツ連盟)の関係者によれば、ケニアの参戦は中止となったが、7月のラリー・エストニア以降、プログラムは再開されることになるという。

 来週のサファリ・ラリーでは、オリヴァー・ソルベルグがルーベのカーナンバー7を引き継いでヒュンダイ2Cコンペティションから出場することになる。