トヨタGAZOOレーシングWRTのカッレ・ロヴァンペラは、今週末のラリー・デ・ポルトガルでは選手権リーダーとして一番手でグラベルイベントを走るという試練に挑むが、チャンピオンシップでのリードを維持するために、大きなポイントを獲得するという野心を持っている。
ロヴァンペラは今シーズン、すでに2度の優勝を飾って、ドライバーズ選手権でもライバルたちに29ポイントもの大差を築いている。WRCは今週末のポルトガルから5戦連続でグラベルラウンドが続くことになるため、選手権のリーダーを維持し続けるためには一番手でコースを走り、ステージを覆ったルースグラベルをクリーンにするという難題を克服しなければならない。
ロヴァンペラはこれまでWRCのグラベルラウンドで一番手でステージを走った経験をもっていないが、ポルトガルではできるだけ早くいいペースを掴みたいと語っている。
「グラベルでの新しいマシンのフィーリングは全体的に良く、特に先日のプレイベントテストでは以前より改善されていた」とロヴァンペラは語った。
「ポルトガルは普段から好きなラリーで、ステージも素敵だし、テクニカルで、雰囲気も良い。出走順トップでステージに臨み、路面のルースグラベルを掃き飛ばしながら走るのは、僕らにとって最大のチャレンジとなるだろう。そのため、他のラリー以上に金曜日が重要になるので、できるだけ早くいいペースを掴み、それを最後まで持続させたい」
「これからのラリーで重要なのは、落ち着いて、プレッシャーをかけすぎず、ミスを犯さず、良い仕事をすることに集中し、良いポイントを取り続けることだ」
ラリー・デ・ポルトガルは木曜日の夜、開催地ポルトの南に位置するコインブラの市街地で行われるスーパーSSでスタートする。