カッレ・ロヴァンペラは今週、スペインのヘレスで行われたプライベートテストに参加し、F2マシンを初めてドライブ。彼は火曜日には、事前に公表されていなかったこのテストセッションの写真を公開した。
ロヴァンペラは今季をもってラリーから離れ、来シーズンは日本のスーパーフォーミュラシリーズに参戦、モータースポーツキャリアの次のステップへと進む。
ロヴァンペラの長期的な計画は、スーパーフォーミュラを走ったあと2027年シーズンにはF2へとステップアップすることであり、その最終的な目標は、言うまでもなくF1だ。
ロヴァンペラはGRのカラーリングをまとったハイテックTGRのF2マシンでヘレス・サーキットで走行、火曜日には、事前に公表されていなかったセッションの写真を公開した。
「テストデーには非常に満足している。貴重なシートタイムを得られ、ようやくマシンのフィーリングを実感することができた」とロヴァンペラはSNSで報告している。
ロヴァンペラは、F2マシンのドライビングは予想通り体力的に厳しいものだったと語っており、報道によればラップタイムはハイテックTGRの他のドライバーと比べて遜色なかったという。
「夏の初めから、シングルシーターレースに向けて既に体力トレーニングを調整してきた。Gフォースはかなり大きく、再現するのが難しく、慣れるまでには時間がかかりそうだが、今回シートタイムを取れて本当に嬉しいよ。サーキットに適応できるよう体力をさらに鍛えれば、もっと速くなると確信している」とロヴァンペラは語った。
ロヴァンペラはこのあとラリー・ジャパンへ向かい、WRCのタイトル争いを再開する。彼は現在、トヨタのチームメイトであるエルフィン・エヴァンスから13ポイント差の選手権2位でセバスチャン・オジエと並んでいる。
ロヴァンペラはラリー・ジャパン後にスーパーフォーミュラ初テストを実施する可能性が高いと同メディアは報じている。
「もちろん、時間はかなり限られている。それが今年の難しい点の一つだ。ラリーが2週間ほど続き、それに付随する様々なイベントも控えている。時間は限られているが、もうすぐマシンを初めてテストして、スピードを上げられるようになるだろう」とロヴァンペラは語っている。