WRC2025/10/08

ロヴァンペラのマネージャーが引退報道を否定

(c)Toyota

 
 カッレ・ロヴァンペラが今年限りでWRCから完全に去るのではないかという憶測が飛び交っているが、彼のマネージャーを務めるティモ・ヨウキはその可能性を否定した。

 ロヴァンペラは昨年、世界ラリー選手権から距離を置き、シーズンの半分のイベントしか出場しなかったが今年はトヨタのフルシーズンドライバーとして復帰し、世界タイトル争いの真っ只中にいる。
 
 では、来年はどうするのだろうか? チームとの契約についてははっきりしていない状況だと言われており、引退の可能性もあるとの噂も囁かれている。

 ロヴァンペラのマネージャーを務めるヨウキは、フィンランドのイルタ・サノマット紙に対して引退報道を否定している。

「正直に言って私には、彼が(WRCを引退したとしても)他に何をするかは分からない。考えてみれば、トヨタとの協力関係はものすごく上手くいっている。そんな中で、他にどんな選択肢があるというのか?」とヨウキは語った。

 ヨウキは、ロヴァンペラがWRC参戦を続けることについて「非常に高い確率で」と付け加えた。しかも、特定のラウンドを選んで出場するのではなく、来年もフルシーズンを戦うというものだ。

 ヨウキが明かした契約の詳細によると、2度の世界チャンピオンであるロヴァンペラには、2026年と2027年シーズンもトヨタのドライバーとしてチームに残留する選択肢があり、実際には、ロヴァンペラ自身がこの先2年間、トヨタのドライバーとして参戦し続けるかどうかを決めることができる。

「もしその選択肢を選ぶとしたら、他の選択肢はなくなる。つまり、2年間はセットであり、(引退も移籍もなく)そのままチームに所属することになる」とヨウキは説明した。