2017年ダカール・ラリーを2位でフィニッシュしたプジョーのセバスチャン・ローブは、さいごまでエキサイティングなバトルを演じたチームメイトのステファン・ペテランセルの勝利を讃えるとともに、自身には少し運が欠けていたとふり返った。
ローブは、今回は勝利を逃したものの、次のダカールにむけて今年の経験が役立つだろうと語った。
「長く厳しいレースだったので、2位というのはいい結果だよ。プジョーにとっても1-2-3という素晴らしい結果になった」とローブは語った。
「もちろん優勝したほうがいいに決まっている。本当にエキサイティングな戦いのなかで、僕ら二人のうちどちらかが勝たなければならなかった。それが今回は僕ではなかったということだよ」
ローブはダカールの2回目の挑戦が運がなかったことを認めている。とくに第4ステージのターボの問題で26分を失ったことは大きかった。
「いいレースだったが、第4ステージのメカニカルトラブルで26分という大きなタイムを失ったことは不運だった。そのあとなんとかギャップを縮め、ふたたびリードをできた。そして第11ステージのパンクで勝利を完全に諦めることになった」
「ステファン(・ペテランセル)とは5分以上の差があったが、第11ステージの前半では本当にハードにプッシュしてほぼ3分差まで縮めることができた。しかし、ロードセクションのあとの競技区間になった直後の1コーナーでパンクして、止まらなければならなかった。コースオフしたわけではなく、コースの石をヒットしたのだろうけど、どうしてこのようなことが起きたのかわからなかった。でも、ひとつだけ確かだったのは、このときすべてを失ったということだ」
誰もがタフになった今年のルートでナビゲーションの問題に悩まされたが、ローブはダニエル・エレナが格段に進化したことに助けられたと認めている。
「彼は昨年より格段に進化していた。それによって僕らは一年前よりはるかに強くなった。複雑なナビゲーションの問題には悩まされた。僕らの経験はまだ足りないものだ。今年の経験は次のラリーに役立つだろう。僕らはさらに強くなって、また帰ってくるよ」