ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ローブは、伝説的な記録となっている自身の9度の世界タイトルにセバスチャン・オジエが挑むことを決めたことについて聞かれ、「私も同じことをするだろう」とこの挑戦を歓迎した。
オジエはラリー・チリの序盤はセットアップがあわずに不調だったものの、雨が降るなど路面変化もかさなったこの過酷な週末で今季5度目の勝利を飾り、チームメイトのエルフィン・エヴァンスから選手権リーダーを奪うことになった。
9度のワールドチャンピオンというローブの記録は二度と破られることはないものと考えられていたが、それに並ぶ記録が生まれる可能性が高まってきたことは驚異でもある。フランス中部のヌヴェール近郊で開催されたレッドブル・モーターマニアに出席したローブは、フランス・メディアの『Canal+』の取材に対し、自身の記録にオジエが迫ってきたことをむしろ歓迎しているかのように笑みをみせた。
「彼の言う通りだ。僕も彼の立場だったら同じことをするだろう」とローブは認めた。
2004年から2012年にかけて9年連続でワールドチャンピオンに輝いたローブは、2013年にその栄光の座をオジエに明け渡した。
「彼はまだ現役で、楽しんでいる。チャンピオンシップ争いに加わっているから、最後まで勝ち進みたい気持ちは分かる。だから彼の言う通りだ。今後の動向に注目だ!」
ローブが最後にチャンピオンに輝いた2012年、彼は38歳だった。オジエはまもなく42歳になるが、今シーズンがキャリア最高のシーズンだと多くの人が考えているほどの強さをこれまで見せてきた。彼は今年、5回のラリー優勝を飾っているだけでなく、出場した7戦すべてにおいて表彰台に上っている。