RallyCross2018/08/05

ローブ、カナダRXで予選初日首位発進

(c)FIAWorldRallycross.com

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 FIA世界ラリークロス選手権第7戦が4日にカナダのトロワ・リヴィエールで開幕、チーム・プジョー・トタルのセバスチャン・ローブ(プジョー208 WRX)がQ1とQ2を制して予選初日をリードすることになった。

 世界ラリークロス選手権は1カ月のインターバルのあと、海をわたってカナダRXで後半戦を迎えることになった。大観衆が見守る市街地のパレードランでレースウィークは始まり、前戦スウェーデン・ラウンドでデビューした新しい208 WRXを武器に、ローブが初日から素晴らしい走りを披露した。ローブはQ1、Q2ともにEKSアウディ・スポーツのマティアス・エクストローム(アウディS1)を上回って初日の予選2レースを制して、暫定トップに立っている。

 初日を終えて予選2位にエクストローム、フリー走行でトップタイムを奪ったPSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンのペター・ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロR)はQ1、Q2とも3位となり、初日の3位につけている。

 また、4位にはティミー・ハンセン(プジョー208 WRX)とケヴィン・ハンセン(プジョー208 WRX)のプジョー勢が続き、マシンの仕上がりがいいことを印象づけている。

 
 今季これまで5戦で勝利している選手権リーダーのPSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンのヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロR)は9位という不本意な初日となっている。クリストファーソンはQ1のレース2でルーズセクションでタイムを失ったあとアンドレアス・バックルド(アウディS1)に接触されて壁にヒットして10番手タイム。Q2でも勝機に見放されて7番手タイムに終わっている。

 開幕から好調なレースを続けているGRXのニクラス・グロンホルム(ヒュンダイi20)はQ1で4位になるなど、ここでも速さをキープ、初日を終えて6位で続いている。

 GCKチームのジェローム・グロセット-ジャナン(ルノー・メガーヌRS)はQ2のレースをリードしていながら残り2周で壁にヒット、ティムール・ティメルジャーノフ(ヒュンダイi20)に激突されてリタイアとなり、初日は14位と大きく出遅れている。ティメルジャーノフもアクシデントの影響で12位となっている。