シルクウェイ・ラリーは15日に第8レグを終え、チーム・プジョー・トタルのセバスチャン・ローブ(プジョーDKRマキシ)が4度目のトップタイムをマーク、68分をリードして前半戦を終えることになった。
シルクウェイ・ラリーは8日にモスクワにスタート、ローブは初日から快調なペースで首位に立ったあと、いったんマディなセクションが続いた2日目の第2レグに2位に後退したものの、3日目にふたたびトップタイムを奪って首位に浮上して以降、リードを守ってきた。
ローブは土曜日に行われた第8レグでも2位につけるチームメイトのシリル・デプレ(プジョーDKR)に5分差をつけるトップタイムでフィニッシュ、リードを1時間8分に広げて前半戦のゴール地点となるウルムウチにフィニッシュした。
「僕らにとってはふたたびいい1日で前半を終えることになった。シリル(・デプレ)に比較的早い段階で追いつき、僕らがコースオープナーを務めることになった。ダニエル(・エレナ)にとってはタフなナビゲーションの作業となったが、彼はいい仕事をしてくれたよ。今日は荒れた路面と砂質のミックスしたコースとなったが、このしたトリッキーなコンディションでも正しいスピードをうまく判断できたこともよかった。ウルムチでの休息でリラックスして後半戦に臨むよ」
デプレは70分近い遅れとなっているが、チームメイトのステファン・ペテランセルが信じられないミスで14位と出遅れているように、最終的なゴールとなる西安までのタフなステージではまだまだ何が起きるかわからない。
「セブのプジョーDKRマキシは僕らのマシンよりずっと良いクルマのようだね。今日のステージはかなり速かったし、大きくリードされている。しかし、ラリーはまだ長く、ゴールは遠い。なにが起きるかわからないし、僕らは後半でもベストを尽くすよ」とデプレは語っている。
昨日の第7レグで初めてベストタイムを奪ったブライス・メンジーズ(MINIジョンクーパーワークス・ラリー)が堅実な走りをこの日も続け、デプレから34分差の3位で前半戦を終えている。
シルクウェイ・ラリーは17日にウルムチからクムルまでの総走行距離813km/競技区間421kmで行われる第9レグから再開される。