Raid2017/07/10

ローブ、泥の道で首位を失う

(c)RedBull

 激しい雨に見舞われたシルクウェイ・ラリーの二日目、チーム・プジョー・トタルがこの日も1-2-3体制を堅持したものの、前日までラリーをリードしたセバスチャン・ローブ(プジョー3008DKRマキシ)は泥となったステージで3番手タイムと苦戦、1分48秒差をつけてステージ勝利を飾ったチームメイトのステファン・ペテランセル(プジョー3008DKR)が1分19秒差をつけてラリーをリードすることになった。

 二日目を迎えたシルクウェイ・ラリー2017は9日、チェボクサリからウーファまでの走行距離785kmうち競技区間157kmで行われ、暴風雨によって水たまりのできたマディなコンディションを一番手でスタートしたローブはCP1で早くも1分近い遅れとなり、2番手からスタートしたダカール・ラリーで13回の優勝経験をもつペテランセルがステージ2での圧巻のトップタイムをマークすることになった。

 この結果ペテランセルが総合トップに浮上、ローブは1分19秒差の2位、ローブを1秒上回る2番手タイムを出したシリル・デプレ(プジョー3008DKR)が3分32秒差の3位で続くことになった。

「オープニングステージでは楽しい時間を過ごすことができたが、ただでさえ道幅は狭いのに、雨によって泥だらけのステージになったため、僕らにとってはコースにとどまるには困難なステージとなった」とローブはこの日の戦いをふり返っている。

 初日の4位につけていたヤジード・アル-ラジ(MINIジョンクーパーワークス・ラリー)は35km地点でスタックのため2時間の遅れを喫して41位へと後退、昨年ケガのためにダカールを欠場することになったブライス・メンジーズ(MINIジョンクーパーワークス・ラリー)が4位に浮上している。