WRC2021/10/20

ローブがスペインでプーマRally1をテスト

(c)RedBull Content Pool

 セバスチャン・ローブは、ラリー・デ・エスパーニャのターマックステージで新しいフォード・プーマRally1をテストしたと、スペインの日刊紙マルカが伝えた。

 情報によれば、先週末に行われたラリー・デ・エスパーニャが終わったあともMスポーツ・フォード・ワールドラリーチームはスペインに残ってハイブリッド・プーマRally1のテストを行っており、バルセロナ北部のヴィック近郊においてかつてのラリー・デ・エスパーニャで使用されていたターマックステージで9度の世界チャンピオンであるローブがこのマシンを1日かけてテストしたという。

 Mスポーツはテストプログラムについてのコメントを控えているが、クレイグ・ブリーンがローブがテストしたシャシーを引き継ぎ、水曜日に初めてターマックで1日テスト走行を行い、その後、金曜日にグラベル仕様のマシンに乗り換える。

 Mスポーツとローブの間に話し合いがあることは長い間知られていたが、最近、Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームのチーム代表であるリチャード・ミルナーは、この交渉が前進しなかったことを認めていた。

 マルカ紙は、ローブがMスポーツと来季の限定的な契約を結び、開幕戦のラリー・モンテカルロをスタートする可能性があると報じているが、彼はダカール・ラリーを終えてからわずか3日後にこの開幕ラウンドのレッキを開始することになるため、現実的この参戦プランは困難と見られている。
 
 また、フランスのオートエブドは、ローブはすでに過去にもプーマRally1をテストしておりこれが最初のテストではないと報じているものの、2022年シーズンの契約はまだ確認されていないと付け加えている。