WRC2018/10/13

ワークスドライバーはマイナンバーで参戦が可能に

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 FIA世界ラリー選手権は2019年からトップドライバーたちは決まったマイカーナンバーでラリーに参戦できることになった。

 12日にパリで行われたワールドモータースポーツカウンシル(WMSC)は、2019年の世界ラリー選手権カレンダーの承認とともに、ワークスR5マシンのための世界タイトルとなるFIA WRC2プロ選手権の新設のほかにもいくつか重要な決定を行っている。

 世界ラリー選手権は、これまで同様にワールドチャンピオンが翌年のカーナンバー1を付けることが義務づけられるが、来季からはドライバーたちに一貫性のあるアイデンティティを認めてプロモーションをサポートするためにプライオリティ1のドライバーに限定して愛用のマイカーナンバーでラリーに参戦できることを許可した。

 また、選手権全体のコスト削減計画の一環として、来季からスペクタクルな選手権に影響のないコストのカットないし削減を導入することになり、マニュファクチャラーチームの年間テスト日数はこれまでの55日から42日に減らされ、各イベントにおけるスペシャルステージの走行距離は最大500kmから最大350kmに変更となる。