エサペッカ・ラッピ(シュコダ・ファビアRS Rally2)は、先週末に開催されたリーヒマキ・ラリーでフィンランド・ラリー選手権で開幕3連勝を達成する一方、TOYOTA GAZOO Racing WRC チャレンジプログラムのジャスパー・ヴァヘル(トヨタGRヤリスRally2)が総合2位でフィニッシュすることになった。
ミッケリとアークティック・ラリーでの勝利に続き、ラッピはリーヒマキでさらに厳しい試練に直面することになった。ウィンターシーズンの締めくくりとなるリーヒマキで、ラッピは朝の3連続ベストタイムでラリーの主導権を握ったものの、午後になって気温が上昇するとともの雪解け水が水たまりとなって待ち受けることになり、みるみるペースを落とすことになった。
後方からは18歳のヴァヘルが激しく追い上げ、最終ステージでもベストタイムを奪ったが、最終的にラッピが3.7秒差をつけて優勝を飾ることになった。
「正直言って、これで十分に逃げ切れたかどうかわからなかった。本当に限界の時もあれば、まだこれからという時もあるからね」とラッピは笑顔をみせた。
Rally2カーで3戦目にしてフィンランド選手権で初の表彰台に立ったヴァヘルはコンディションに助けられたと認めながらも、将来に向けて多くの貴重な経験を得ることができたとふり返っている。
「この結果には非常に満足しているよ。表彰台争いをするとは思っていなかったが、走行順が早いドライバーたちはコンディションでとても苦戦することになり、自分たちの7番スタートは彼らに比べてかなり有利だった」とヴァヘルは語った。
「それでも、砂利とシャーベット状の雪でグリップが大きく変わり、判断が難しい状況のなかで、良い走りができたし、貴重な経験を積むことができた。トップ争いができたのは予想外だったが、とてもポジティブなことだ。ラリー前に2日間の良い事前テストができ、アークティック・ラリーと比べて中速コーナーで進歩を感じたので、前回より少し自信を持ってプッシュすることができた」
TOYOTA GAZOO Racing WRC チャレンジプログラム3期生の松下拓未(トヨタGRヤリスRally2)がSM1クラス5位、松下拓未(トヨタGRヤリスRally2)がクラス7位となっている。
「今回のラリーは自分にとって良い経験になり、多くを学べました」と松下は語っている。「走行順は3番目で、こんなに早い順番で走るのは初めてでした。朝の路面はコーナーごとのグリップがかなり一定していたので少し攻めることができ、いくつかのステージでは良いタイムが出ました。午後は雪と砂利がより出てきて、コーナーによっては砂利が効いてグリップが良い所もあれば、シャーベット状の雪でグリップが効かない所もあり、とても難しかったです。全体的には満足していますし、ラリーごとに改善ができています」
また、SM2クラスではアークティック・ラリーに続いて2戦連続で4期生の柳杭田貫太(ルノー・クリオRally3)がミスのない非常に堅実な走りで、最後までペースを上手く管理して接戦を耐え抜いて優勝、尾形莉欧(ルノー・クリオRally3)も終盤では柳杭田と対等のペースをみせたものの、序盤のパワーステアリングのトラブルもあってクラス8位に終わっている。
「勝ててとても嬉しいです。アークティック・ラリーと比べて、より速く、安定したタイムを刻めたのは良かったです。5つのベストタイムを取れたことも嬉しく思っています」と柳杭田は語った。「気温が高く路面コンディションが難しい中でのラリーだったので、このようなコンディションでの走り方を学べたのはとても有益でした。まだペースノート面での改善が必要で、いくつかの箇所では少し楽観的すぎたと感じています。次のラリーに向けてそこを改善し、さらに良いパフォーマンスを目指します」