WRC2018/09/22

ヴェイビーがシュコダ離脱、GBとスペインはC3R5で

(c)Skoda

 ノルウェーのオーレ・クリスチャン・ヴェイビーは、シュコダ・モータースポーツを離れて、ラリーGBとラリー・デ・エスパーニャにはシトロエン・トタル・チームのシトロエンC3 R5で参戦することが明らかになった。

 ヴェイビーは昨年のポーランドでプリントスポーツのシュコダ・ファビアR5でWRC2初優勝を飾ったあと、今季はカッレ・ロヴァンペラとともにシュコダ・ワークスのジュニア・ドライバーに抜擢されてWRC2プログラムを開始、スウェーデンでは3位、コルシカでは4位、サルディニアでは2位と好調なシーズンを送っていた。だが、フィンランドでは3位につけていた際に大きなクラッシュを喫してリタイアとなっている。

「今季のWRC2では選手権で勝つチャンスはなくなったので、新しいことを試すには完璧なタイミングだ。僕は3年前にシトロエンDS3 R3TでジュニアWRCの3位になったいい思い出があるので、ふたたびシトロエンのマシンをドライブができることをうれしく思う」と22歳のヴェイビーは語った。

 ヴェイビーはラリーGBにむけてまもなくシトロエンC3 R5でプレテストを行うことを明らかにした。

「早くマシンをドライブしたいね。ポディウムに手に届くポジションにいるので、GBとスペインではそれを目指していくつもりだ。これまでとは別のマシンになるが、WRCで競っている別のチームで経験を積むことは僕の将来にとってもポジティブなことだと信じている」

 シュコダ・モータースポーツのチームディレクター、ミヒャール・フラバネクは、ヴェイビーのチーム離脱のともない、2019年にむけた新しいチーム戦略を間もなく発表することになると説明している。

「我々は2019年におけるモータースポーツ戦略を見直すことになる。これに伴いオーレ・クリスチャン・ベイヴィーがチームを離脱することになった。我々は年末までに将来の新しい計画を発表するつもりだが、その記者会見では2019年のドライバー体制についても明らかにできるだろう」