ヤリ-マティ・ラトバラは今シーズンもトヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームのチーム代表としてマネジメント業務を継続しつつ、ドライバーとしての競技活動を両立させる。ラトバラは昨季王者として再びヨーロッパ・ヒストリック・ラリー選手権に参戦するほか、小規模な国内ラリーにも参戦予定だ。
もちろんこうしたヒストリックイベントへの参戦は、生粋のラリードライバーであるラトバラがいまだドライビングに情熱を燃やしていることから実現しているが、彼は昨年、ヤンニ・フッシという熱心な才能をコドライバーシートに招き、そして今週末にフィンランドの地元トゥーリで開催されるヒストリックラリーでもふたたび若い才能にトップレベルの仕事を間近で体験させるという重要な使命をこなそうとしているように見える。
今週末に行われるトゥーリ・ヒストリックラリーで、ラトバラは新しいGRカラーのリバリーをまとったセリカGT-FOUR ST185を駆ることになり、そのコクピットでペースノートを読むのは、日本人コドライバーの前川富哉だ。
トヨタGAZOOレーシングWRCチャレンジプログラムの4期生である前川は、昨年はヤルッコ・ニカラのコドライバーとしてフィンランド・ラリー選手権に参戦し、SM3クラスのタイトルに輝いている。今年はRally3にステップアップ、先週末に行われたフィンランド選手権第2戦のアークティック・ラップランド・ラリーに出場しており、SM2クラス3位でフィニッシュしている。
「(アークティック・ラップランド・ラリーは)ベストな結果ではありませんでしたが無事完走することができてよかったです。かなり難しいコンディションに苦戦しながらも、基本的には良いペースを維持していました。残念ながら、SS8で雪壁にぶつかって車両にトラブルが発生し、その後は残りのステージを走り切るだけでかなりのタイムロスとなってしまいました。すべてがうまくいったわけではありませんが、この難しいラリーを通じて貴重な経験を積めたことはよかったと思います。ラリーを振り返って分析し、より良いパフォーマンスを目指して改善に取り組みます」と前川はアークティック・ラップランド・ラリーを振り返っている。
いまのところ前川がラトバラのコドライバーシートに座るのは、今週末のトゥーリ・ヒストリック・ラリーに限定されると見られており、3月にスペインで開幕するヨーロッパ・ヒストリック・ラリー選手権ではふたたびフッシを起用するものと見られている。
トゥーリ・ヒストリック・ラリーの後、ラトバラはウーメオに向かい、ラリー・スウェーデンではトヨタのチーム代表としての任務を遂行する。