WRC2019/12/12

勝田、モンテにむけて南仏でヤリスでテスト

(c)Toyota

 勝田貴元は、火曜日に南フランスにおいてラリー・モンテカルロにむけてトヨタ・ヤリスWRCのテストを行った。勝田にとってWRカーで出場する初のモンテカルロとなる。

 勝田は今年、ヤリスWRCを駆ってスペインとドイツのWRC 2戦に参戦したほか、フィンランド国内選手権とともにラリー・ジャパンのテストイベントとなるセントラル・ラリー愛知/岐阜を走っており、来季、モンテカルロを緒戦としてWRCヨーロッパ・ラウンド5戦とラリー・ジャパンへの出場が噂されるなど、さらに飛躍の一年になることが期待されている。

 トヨタのモンテカルロに向けたテストは先週の水曜日から始まっており、テスト7日目となる10日火曜日に勝田はヤリスのステアリングを握っている。彼は典型的なモンテのコンディションを走り、良いテストができたことをソーシャルメディアを通じて報告している。

「来年のモンテカルロに向けてのテスト完了! ステージはアイス、スノー、ドライ、ウェットなどの全部が入り混じっていて良いテストになりました」

 勝田は昨年初めて出場したモンテカルロではフォード・フィエスタR5を駆って日本人による歴代モンテ最上位となる総合13位でフィニッシュしている。それまでの記録は、奴田原文雄が2006年に記録した総合17位だった。