JAPAN2017/05/02

奴田原が久万高原ラリーで今季初勝利

(c)Takeshi Sakuma

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 全日本ラリー選手権第3戦久万高原ラリーが4月29〜30日に愛媛県上浮穴郡久万高原町で行われ、奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューション)が優勝を飾ることになった。

 久万高原ラリーは初日、オープニングSSで開幕戦ウィナーの勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)がターボを壊す、波乱の幕開けとなるなか、奴田原が後続を10秒以上引き離すベストタイムでラリーをリードする。

 これに対して、オープニングSSを2番手タイムでスタートした福永 修/齊田美早子(三菱ランサーエボリューション)がSS3で駆動系のトラブルでリタイアとなり、さらに新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)はエンジンが3気筒になったような症状を抱えて失速、初日の4SSすべてにおいて連続してトップタイムをマークした奴田原が後続に1分8秒差をつけて独走することになった。

 奴田原は最終日も4SSのうち2つのステージでトップタイムを奪い、リードを2分に広げて優勝を飾ることになった。また、トラブルで初日は5位に終わることになった新井が、最終日に追い上げをみせて、徳尾慶太郎/枝光展義(三菱ランサーエボリューション)を最終ステージで抜いて2位でフィニッシュすることになった。

 JN5クラスは、小濱勇希/馬場雄一と川名 賢/保井隆宏の2台のシトロエンDS3 R3-MAXの対決となり、オープニングSSからリードを広げた小濱が、最終的に3分13秒差をつけて開幕戦につづいて2連勝を飾ることになった。

 また、JN4クラスは曽根崇仁/桝谷知彦(トヨタ86)、JN3クラスは天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツRS)、JN2クラスは明治慎太郎/北田 稔(トヨタ86)、JN1クラスは古川 寛/池田孝之(ホンダ・フィット)がそれぞれ優勝を飾っている。

 次戦の全日本ラリー選手権第4戦若狭ラリー2017は5月19〜21日に福井県大飯郡おおい町で開催予定となっている。