WORLDWIDE2018/11/05

新しいR4マシンが実力を証明、総合2位でデビュー

(c)ASM Motorsport

 先週末のスペイン・グラベル選手権ラリー・シウダッド・デ・グラナダでFIA R4キットを装着したトヨタ・エティオスR4が初めて公式戦にデビュー、オシアン・プライスのドライブによりR5マシンを相手に総合2位でフィニッシュした。

 スペインのASMモータースポーツは、11月3日に開催されたラリー・シウダッド・デ・グラナダにおいてオレカが開発・製作したFIA R4キットを組み込んだエティオスR4を初めて公式戦に投入した。

 FIAの新しい技術規定に基づいて製作された新しいグループR4マシンの実力が初めて明らかになるだけに注目のスタートとなったが、プライスはクサビエ・ポンス(シュコダ・ファビアR5)に続いて2番手タイムでスタート、SS4ではエティオスR4にとっての初めてのベストタイムを獲得することになった。

 ラリーはそのままポンスが独走で今季5勝目を飾るなか、プライスも合計3度のベストタイムを奪って、52.5秒差の2位でフィニッシュ、デビュー戦で総合2位のポディウムを獲得することになった。

 ASMモータースポーツは、新しいR4マシンの素晴らしい実力を証明できたことを喜んでいる。

「FIAによる新しい技術規定に基づいて製作されたR4マシンが、公式デビュー戦においてラリーのトップを争い、素晴らしい実力を発揮することになった。プライスが3つのステージ勝利を獲得して総合2位を獲得、このR4マシンの実力を見事な結果で証明してくれた。オレカが製作したこのキットをすべてのチームが検討するいい機会になったはずだ」