JAPAN2015/09/21

新井敏弘、18年ぶり全日本選手権の頂点に返り咲く

(c)SUBARU

 全日本ラリー選手権第7戦ラリー北海道は、初日のリードを守り切った奴田原文雄/佐藤忠宜(ADVAN-PIAA ランサー)が今季初優勝を飾り、2位でフィニッシュした新井敏弘/田中直哉(富士スバルアライモータースポーツWRX)がJN6クラスのシリーズチャンピオンを獲得することになった。

 前日までの雨も上がり、晴れあがった空の下でラリー北海道の最終日はスタート、波乱の初日を終えて1分50秒という大差を築いた奴田原は、残された6SS/48.73kmを首位を守るきることに専念、初日のウェットコンディションをコースオープナーとして苦戦して2位に終わった新井が6SSのうち4ステージでトップタイムを奪って追撃してきたものの、1分27.3秒差をつけて逃げ切り、今季初優勝を飾ることになった。

 いっぽう、2位でフィニッシュした新井は、選手権タイトルを争ってきた勝田範彦/石田裕一(ラックSTI名古屋スバルDLWRX)が初日のダブルパンクで6位に終わったため、1997年以来の自身2度目となる全日本ラリー選手権のチャンピオンを獲得することになった。

 また、JN3で優勝を飾った岡田孝一/鶴田邦彦(キーストーンナビゲーターDLデミオ)がクラスチャンピオンを決めている。JN5は関根正人/竹下紀子(GセキネンDL WM MOTULミラージュ)、JN2は阿部敬珠/阿部祥吾(ISMFカーショップHIROスイフト)がそれぞれ優勝を飾っている。