WRC2018/07/04

日本、コルシカに代わって2019年カレンダー入りか

(c)Toyota

 ラリー・ジャパンは、ツール・ド・コルスに代わって2019年の世界ラリー選手権カレンダーに入ることになりそうだと英オートスポーツが報じている。

 日本は11月にリハーサル・イベントを開催するが、欧州での報道によると9月に発表される予定の2019年暫定カレンダーにチリとともにジャパンが含まれる可能性がきわめて高いという。

 しかし、チリとジャパンは2戦ともに欧州圏外イベントであり、さらにFIAとWRCプロモーターは2020年にケニアのサファリ・ラリーもカレンダーに入れることを熱望しているため、マニュファクチャラーにとっては物流コストが増加することへの懸念が存在する。

 あるチーム関係者は輸送費用の一部を主催者がカバーすることが今後の条件になると語った。

「チームはトルコのプロモーターから支払いを受ける。それはトルコとの合意の一つで、彼らは物流の一部をカバーすることになっている」

「我々はイベントがこうした費用を負担しなければならない新しい資金調達モデルを作りたいし、プロモーターはそれを実現しなければならない。チリや日本はもちろん、サファリがWRC入りする時も、同様の契約となるだろう」

 また、チリとともに2010年以来となる日本ラウンドが来季復活することになるとしたら、ヨーロッパ・ラウンドのうち一戦を追い出すことになり、関係者はそれがツール・ド・コルスとなると予測している。

 ツール・ド・コルスは地中海のコルシカ島で行われるため、観客数が限られているとともにそこまでの物流コストへの負担が大きいためにチームに不評であるからだ。ツール・ド・コルス主催者は、来年のカレンダーに関する取材には答えてないという。