RallyCross2016/08/08

病院搬送のペター、骨折など異常はナシ

(c)PSRX

 ケベック州のトロワ・リヴィエールで行われていた世界ラリークロス選手権のカナダ・ラウンドでゴール後のアクシデントで病院に搬送されていたペター・ソルベルグは、検査の結果、骨折などの異常がなかったとチームのSNSを通じて報告した。

 突然の雨によってウェットコンディションとなったファイナル・レースは、完璧な戦いをしてきたソルベルグにとってけっしていい結果にはならなかった。彼はスタートでミスをして出遅れてしまい、5位でレースをフィニッシュする。しかし、ゴールラインを越えてスピードを緩めた彼のマシンをめがけて後続のアントン・マルクルンドがフルスピードで激突、リヤを大破して1コーナーにストップすることになった。

 ソルベルグはこのアクシデントで痛みを訴えており、身動きできない状態だったことから、容態が懸念されていたものの、病院に搬送されて検査を行った結果、打撲による痛みだけだと彼は報告している。

「やあ、ベッドの上からだが、僕らは選手権をリードしているよ!」とペター。

「とにかく、みんなに僕が元気だということを知らせたかった。あの激突はすごかった。おそらく僕のキャリアのなかでももっともハードなものだった」

「でも、僕は病院ですべてにわたる検査を行い、医師の報告はポジティブなものだった。骨折はなかった。ただ強打したので背中にかなり痛みがあるだけだ」

「まもなくここを出て、PSRXチームに戻って、チームの夕食に合流するつもりだ。心配してくれたみんなに最高の感謝を伝えたい。みんなありがとう」

 ソルベルグにとっては災難のエンディングとなったが、選手権をリードしてきたEKSチームのマティアス・エクストロームがセミファイナルで敗退したため、ソルベルグは4ポイント差で選手権リーダーに返り咲いている。