WRC2018/08/04

空飛ぶフィエスタがGBのキャンペーンに登場

(c)Wales Rally GB

 ウェールズ・ラリーGBが、ウェールズ北部のアドベンチャーツアーとコラボ、来る10月に開催されるFIA世界ラリー選手権のイギリス・ラウンドのキャンペーンとして製作した、センセーショナルなバイラル・ビデオ「Skydriver」を公開した。

 衝撃的なスタントの撮影が行われたのは、今年のウェールズ・ラリーGBの金曜日のアイテナリーの中の2つのスリリングなステージが組まれている美しいスノードニアのジップ・ラインのアドベンチャースポーツ施設だ。

 ブライナイ・フェスティニオグのすぐ北に位置するスノードニア国立公園の高度に位置しているこの場所は、ヨーロッパ最大規模のジップライン、ジップ・ワールド・タイタンがあることでも有名な場所だ。ジップラインとは森の中に張ったワイヤーを人間が滑車で滑り降り、絶景を楽しみスリルを味わえる体験アドベンチャーだが、北ウェールズのこのジップラインは全長2km、時速110km以上で降下するという過激なものだ。

 この「Skydriver」はソーシャル・メディア視聴者向けに編集された90秒のビデオで、現在MSAイギリス・ラリー選手権の2WDクラスをリードするマット・エドワーズがドライバーとして登場する。

 カメラが回リ始めると、エドワーズはレーシングスーツ、グローブ、そしてヘルメットを身につけると、このビデオキャンペーンを支援する短期型の車両保険デイインシュアのカラーにペイントされたフィエスタR2ラリーカーに乗り込んでいく。エンジンを始動したあとフィエスタは山の頂からホイールスピンして駆け出し、一気に空中に飛び立ち、宙に張られたケーブルに吊り下げられ、スノードニアの遠くにそびえる山々、美しい森や壮大な谷など眼下に広がる素晴らしい景色を堪能するように空中のステージを駆け下りてゆく!

 このビデオには、昨年のウェールズ・ラリーGBに勝利しているエルフィン・エヴァンスがほんの一瞬だけ単なる熱心な観客としてカメオ出演している。

 ふだんは自身もぎりぎりの離れ業をしているにもかかわらず、エヴァンスは、これまで地球上のどこでも見ることのなかったスタントに思わずニヤリと笑みをみせている。

「最初にそれを聞いた時、あのスタントに関しては完全にイカれてるって思った。それにしても、それを実際に目にしてみたら、さらにヤバいものだったよ。クルマに乗っているのが自分じゃなくて本当によかった・・・」

 「Skydriver」は、動画サイトyoutubeなどに公開されている。ウェールズ・ラリーGBは10月4日〜7日に開催される。