RallyCross2018/05/26

聖地シルバーストンで今週末は英国RX開催へ

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 英国モータースポーツの聖地であるシルバーストンサーキットでは、今週末、世界ラリークロス選手権の英国ラウンドが開催されるとともに、新しいシリーズとして注目されているアメリカズ・ラリークロス選手権(ARX)の開幕ラウンドが行われる。

 シルバーストンサーキットの新しいラリークロスコースは、サーキットのランドマークとなっているホスピタリティ施設を備えたパドック施設、シルバーストン・ウイングを背景に、英国グランプリサーキットの一部であるストウ・サーキットを中心としてグラベルのセクションなどを新設して誕生した。全長0.972kmでターマックとグラベルの割合は40:60となっており、世界ラリークロス選手権の英国ラウンドとしてこのコースが使用されるのは今回が初のことになる。

 世界ラリークロス選手権の英国ラウンドには25台のスーパーカーがエントリー。PSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンからは今季2勝を飾って選手権をリードするヨハン・クリストファーソンとペター・ソルベルグ、チーム・プジョー・トタルは前戦ベルギーRXで2年ぶりに優勝を飾って波に乗るセバスチャン・ローブとティミー・ハンセン、EKSアウディ・スポーツからはマティアス・エクストロームとアンドレアス・バックルドらが出場するとともに、英国ラリー選手権で3度のチャンピオンに輝いているマーク・ヒギンズが世界RXへのデビューを果たす。

 また、世界RXのプロモーター、IMGが新たなラリークロス・シリーズとしてアメリカで立ち上げた、アメリカズ・ラリークロス選手権(ARX)は今季全4戦で開催される予定になっており、記念すべき最初のイベントは海を越えてシルバーストンサーキットにおいて世界RXと併催される。

 スバル・ラリーチームUSAからクリス・アトキンソンとパトリック・サンデルとデビッド・ヒギンズがスバルWRX STIで出場するほか、フォルクスワーゲン・アンドレッティ・ラリークロスからはスコット・スピードとタンナー・ファウストがフォルクスワーゲン・ビートルで出場するほか、ヨーロッパからのエントラントを集めて、開幕ラウンドは全10台がエントリーしている。