WRC2025/02/17

豊田会長がエヴァンスと勝田を称える

(c)Toyota

 
 ラリー・スウェーデンの最終日は、勝田貴元とエルフィン・エヴァンスが最終ステージまで激しい優勝争いを繰り広げ、エヴァンスが今季初優勝、勝田が3.8秒差の2位で続き、トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチーム(TGR-WRT)が開幕戦に続く1-2勝利を飾ることになった。

 TGR-WRTの豊田章男会長は、チームの2人が後方に3人のワールドチャンピオンを引き連れて秒差のバトルを演じた最終日に興奮したとふりかえるとともに、勝者のエヴァンスと強く変わった勝田を称えている。

「トップ5が10秒差の中にいて、そこに我々のGRヤリスが3台いる。その上位2台はエルフィンと貴元。2人の差はわずか3秒。そこに続くドライバーはカッレも含む歴代チャンピオンの3台…。最終日の朝をこんな状態で迎えた今年のラリー・スウェーデンは最高に興奮するラリーでした。そんなラリーを最後まで走り抜いて勝ってくれたエルフィンとスコット、優勝おめでとう! ここ数年、スウェーデンでのエルフィンは悔しい結果ばかりだったと思うので、勝てて本当によかった!」

「貴元も2位おめでとう! 悔しさはまだまだ残ると思うけど、自分の中で何かが切り替わるラリーになっていたらいいなと思います。次はサファリ・ラリー、『どんなことがあってもゴールに帰ってくる』貴元らしいラリーを頼みます」

「エルフィンも貴元も、パワーステージの走りは素晴らしかった!本当に興奮しました。最高の走りです。最高のワンツーフィニッシュをありがとう! チームのみんなも最後までドライバーが気持ちよく戦えるクルマづくりをありがとう!」

「ここから3戦はヤリ-マティ代表がチームを離れ、ユハ・カンクネン代表代行がチームをリードします。カンクネン代表代行の初戦は、過去にユハ自身が3勝している縁の深いラリー。ユハさん、みんなのことをよろしくお願いします。チームのみんなも代表代行の初戦を盛り上げていきましょう! ヤリ-マティは一旦ドライバーに復帰ですね。来月からはじまるヒストリックラリーへの参戦にまずは集中してください。セリカのストーリーづくりをよろしく頼みます」