WRC2019/05/13

豊田総代表、日本人が世界を走る日がまた近づいた

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシングWRTの豊田章男チーム総代表が、ラリー・チリにおけるオイット・タナクとマルティン・ヤルヴェオヤの今季2勝目を讃えるとともに、トヨタ育成ドライバーの勝田貴元のWRC2優勝も祝福、「日本人ドライバーが日本車で世界の道を走る姿を見たい」という夢が実現する日が一歩一歩近づいてきていると感じているとコメントしている。

(以下、メッセージ全文)
「太平洋を挟んだ隣国チリにて、タナク/ヤルヴェオヤ組が今季2勝目を、そしてWRC2では勝田貴元選手が通算2勝目をあげてくれました。ファンの皆さま、応援ありがとうございました。前戦のアルゼンチンで、タナックとヤルヴェオヤの2人には、車両トラブルでチャンスを取り逃させてしまいました。今回、全ての道を思いっきり走りきり、最高の笑顔で表彰台に立つ2人の姿を見られたこと、チーム総代表として本当に嬉しく思います。タナク選手、ヤルヴェオヤ選手、おめでとう!」

「ミーク選手とマーシャル選手は、途中、クルマを横転させてしまいボロボロの状態なっても、諦めずに走り続けてサービスに戻ってきてくれました。メカニック達も、そのクルマを一丸となって修理し、ミーク達を再び戦いの道に戻してくれました。マキネン代表とチームみんなの頑張りで獲得した貴重なポイントは必ずや、シーズン終盤での大きな財産になると思います」

「ラトバラ選手とアンティラ選手は、チームのために攻めた走りをしてくれた結果のアクシデントだったと思います。後半戦も、このまま攻めの気持ちを崩さずに走ってくれることを願います」

「ここからはヨーロッパのグラベル戦が続きます。6人のドライバー、コドライバー達と3台のヤリスWRCが、ファンの皆さまにもっと嬉しいニュースをお届けできるようチームは、後半戦も心ひとつに頑張ってまいります」

「WRC2に出場していた勝田選手は、昨年のスウェーデン以来2度目の優勝でした。勝田選手、バリット選手、優勝おめでとう! WRCドライバーと共に走りながら、ドライビングのことやラリーの戦い方を貪欲に学んでいるからこその成長を、勝田選手は遂げてくれていると思います。『日本人ドライバーが日本車で世界の道を走る姿を見たい』という、私の、そして日本のファンの皆さまの夢が実現する日が一歩一歩近づいてきていると感じます。彼の成長と活躍に、これからも期待しています」

「TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team並びに勝田貴元、ダニエル・バリット組を、今後とも応援よろしくお願いいたします」