WRC2018/09/17

豊田総代表「みんなで掴んだ素晴らしい結果」

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームはラリー・トルコで昨年の世界ラリー選手権復帰後、初の1-2フィニッシュを飾ってマニュファクチャラー選手権でトップに躍り出すことになった。豊田章男チーム総代表は、ラフな路面コンディションと酷暑のなかでの戦いでリタイアが続出するなど想像を超える厳しさとなった週末の戦いを振り返り、2台のヤリスWRCが1-2勝利のゴールに導いたドライバーたちを称賛するとともにサバイバル戦でマシンを支えたチームに感謝のメッセージを贈っている。

(以下、豊田章男チーム総代表のメッセージ)
「フィンランド、ドイツに続き、トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームは3戦連続で素晴らしい結果を得ることができました。応援いただいている全世界のファンの皆さま本当にありがとうございます。トルコの戦いは、大きな石も転がる荒れた路面、高い気温など・・・車体、エンジン、タイヤなどクルマを構成する全てに想像を超える厳しさがある道でした。その道を走りきり、素晴らしい結果と共にヤリスをゴールまで運んで来てくれたドライバー、コドライバー、そして、それを支えたチームのみんなにも感謝したいと思います。みんな、ありがとう。そして、おめでとう」

「ゴールまで戻ってきてくれたヤリスも終始万全ということはありませんでした。いずれのヤリスも、各々トラブルを抱え、ドライバーは安心して思いっきり走れる状態ではありませんでした。トラブルを補うよう運転に神経を使い、サービスにクルマを戻し、エンジニア、メカニックと共に改善して、再び道に戻る、その繰り返しで到達したゴールです。また、2位のポジションで土曜日を終えたラトバラ選手はチームメイトとチームのために最終日に臨んでいくと自ら話してくれました。こうしてチームみんなで掴んだ結果を本当に嬉しく思いますし、タナク選手、ヤルヴェオヤ選手をはじめ、努力した全てのチームメイトを誇りに思います」

「このチームにおいて、我々トヨタ自動車の仕事は、ドライバー達がもっと安心して走れるクルマをつくること。この素晴らしいチームメイトと共に更なる喜びを分かち合うため我々はもっといいクルマづくりを続けてまいります。ファンの皆さま、引き続き、応援よろしくお願いいたします」