JAPAN2016/08/18

貴元・大輝が全日本でR3マシン対決

(c)TOYOTA

 TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムの育成ドライバーとして欧州でトレーニングを行っている勝田貴元と新井大輝が、来週末に行われる全日本ラリー選手権第6戦モントレー2016 in嬬恋にそれぞれ別のR3マシンでJN-5クラスにエントリーした。

 大輝は伊勢谷 巧とのコンビでMATEX-ZEUS RALLY TEAM のシトロエンDS3 R3T Maxで出場し、貴元は足立さやかとのコンビでラック・ラリーチームのトヨタGT-86 CS-R3で出場する。

 大輝が駆るMATEX-ZEUS RALLY TEAM のDS3 R3T Maxは、関根正人のドライブで全日本に出場していたマシンだが、ラリー洞爺でクラッシュした関根が今回は大事をとって欠場、大輝のスポット参戦が決まったという。

 いっぽう、貴元が駆るのは、ラリー洞爺でヘイキ・コバライネンのドライブで全日本デビューした86 CS-R3そのものだ。コバライネンはSUPER GTに参戦を予定するため、スポットで貴元がモントレーin嬬恋に出場という。彼はすでに先週、シート合わせを行ったことを自身のSNSで紹介している。

 今回の二人の参戦はトヨタの公式プログラムではなく、プライベートでの参戦となる。二人は現在、フィンランドでトレーニングを行っており、今週末8月19〜20日に行われるフィンランド・ラリー選手権第5戦ラリー・トゥルクにトミ・マキネン・レーシングのフォード・フィエスタR5で出場したあと帰国してモントレーに臨む予定だ。

 二人が出場するJN-5クラスには、現在3連勝で選手権をリードしている柳澤宏至/中原祥雅(プジョー208 R2)をはじめ、眞貝知志/漆戸あゆみ(アバルト500ラリーR3T)、大橋逸夫/藤上 亘(MINIジョンクーパーワークス)、大倉聡/豊田耕司(トヨタ・ヴィッツGRMNターボ)のほか、今回初めてシトロエンDS3 R3T Maxでの参戦となるクスコレーシングの炭山裕矢/保井隆宏ら全8台がエントリーしている。

 モントレー2016 in嬬恋は、8月27〜28日に16SS/79.735kmで争われる。