Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームのテーム・スニネンは、ラリー・アルゼンチンでもトップドライバーとして競争力を見せることができると確信している。
スウェーデンで初日のトップに立って世界を驚かせたスニネンだったが、その後のシーズンは悲惨なものになっている。けっきょくコースオフで結果を残せなかったスウェーデンに続き、彼はメキシコでもオープニングSSでのクラッシュでリタイアとなっている。
だが、スニネンは前戦のコルシカでは最終日のステージではいずれも3番手タイムを叩き出してアスファルトでの予期せぬパフォーマンスを発揮して5位でフィニッシュ、自らの成長とマシンの進化を確信することになった。
WRカーでの2回目のアルゼンチンになるが、スニネンは自身の実力を図るチャンスがふたたびこの週末にやってくることを確信している。
「僕は来週のイベントを本当に楽しみにしている。僕たちの立ち位置を知ることは楽しみだ。今季のスタートは、チームが明らかにクルマを一歩前進させたことを示している。まだいくつか課題は残っているが、しかし、これまでのイベントから判断して、僕たちはアルゼンチンで競争力を発揮できると思う」とスニネンは語った。
「僕は昨年初めてここに参戦し、本当に楽しんだ。ここは特別ラフなラリーというわけではないが、高速だし、非常に頑強である必要がある。長いストレートでは、道路の穴によってマシンが空中に跳ね返されるのを感じることができる! また多くののトラクションを必要とする。そして轍でマシンをうまく処理しなければならない。これはプレテストで僕たちが焦点を合わせたことの一つだ」
「個人的に、僕たちはコルシカの前と同じようなプレッシャーは感じていない。しかしここを良い結果でフィニッシュする必要があることは変わっていない。僕たちにとって良いことは、このルートには多くの変更がないので、昨年の古いペースノートに頼ることができるという点だ」